家庭菜園とは!?
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有機=生命を有する
前回・前々回と、天候環境についての確認を行いました。
日照に差があっても、条件をそろえれば、たいがいのものは育ちます。
極端に何かの比率を高くしすぎたり、低くしすぎたりしない事です。
さて、今回は、土の成分についてです。
難しい事はやめにして、
どのような土が好ましいか・なぜなのか
という事をお伝えしたいと思います。
おそらく、皆さん、腐葉土やら、堆肥やらを混ぜ込む事はイメージできている事と思います。
それらは、実はサプリメント的な立ち位置であって、
母体(基本の土)には、あるものが必要です。
それは、
微生物です
腐葉土も、堆肥も、肥料も、それだけでは、植物にとっては、
吸収しにくいものなのです。
微生物が何をするかって?
調理をしてくれます。
植物が堆肥をぱくぱく食べる訳ではありません。
腐葉土を水に溶かして、水溶液をのむ訳でもありません。
鶏糞をぼそぼそ食べるわけではありません
植物には口がありません。
消化器官もありません。
純粋な分子構造になるまで、調理してもらわなければいけないのです。
野菜の手となり口となり消化器官となるのが
微生物なのです。
こうじかび・酵母菌・乳酸菌が生成するアミノ酸・タンパク質類
またこれらを吸収するために別の微生物がやってきます。
菌類・微生物・昆虫・小動物が腐葉土・堆肥を食し、分解し、植物の栄養素となる
窒素・リン・カリウムを富んだ土にしてくれるのです。
さらに、現時点では科学的に発見できていない有効成分も
何らか含まれている可能性があります。
”何が起きているかわからないが、植物にとってはいいこと”なのです。
しかし、注意です。
菌類の活発な生育は、植物を排除してしまいます。
菌類の独り占め行為です。
そして大変な量のおならをします。
(おならを利用した食べ物が、皆さんご存じ、パンです。主成分の二酸化炭素・ガス類は、植物の根に悪影響を及ぼします。)
この菌類の活性は、驚くほど活発で、最盛期の菌の集合体の温度は40℃を超えます。
この環境では、植物は育ちません。
しかし、熱しやすく冷めやすい、菌類の寿命は数分のものから数週間と短命なものが多いようです。
食べ終わって、おちついたところに、植物を植えましょう。
さて、菌類というものは、自然界にたくさん存在しているものです。
空気中にも、森にも、もちろんお庭にも。
ですので、あえてこうじを買って蒔いたり、ヨーグルトを蒔いたり、イーストを蒔いたりしなくても大丈夫です。
えさとなるものに集まって繁殖しますから。
NGだと思うのは、市販の土のみで栽培する事です。
衛生上、熱処理無生命処理をされています。
微生物が居着くまで時間がかかります。
おわかりいただけましたでしょうか。
普通にそこにある土が必要です。
そこに、工夫して、微生物の食べ物を入れてあげてください。
十分、生育に必要な環境を手に入れることができます。
どんな食べ物を入れるかはこちら→リンク
前回は、暑~い場所のおはなしをいたしました。
今回は、「それほど暑くならなんだけど、何に気をつけようか?」という観点でお話しします
天候環境の説明→半日、日照りがある場所。です
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植物には、水・空気・日照が必要です。
半日程度の日照りの環境では、ずばり、水の量に注意します。
なぜでしょう?・・・
植物は、土の中から、生育に適した水分をろ過して吸い上げ、
からだにミネラルを残したあと、気孔から蒸散します。
そしてなんと、蒸散しないと、次の水を吸えないのです。
水を吸えないと?
循環しません。
食事が運ばれず、
トイレも流れません(!?)。
不健康な状態になります。
あなたの、その、ファームにしようとしている場所を観察してください。
表面がほぼ乾燥している土でしたら、問題ないと思います。
もしも、コケやシダが生えた、少し湿っぽい環境でしたら、工夫が必要です。
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工夫1:風の通り道の邪魔になるようなものは、片付けましょう。
蒸散できるように、風を通すのです。
工夫2:畝を立てることも重要なポイントです。
畝=かまぼこ状の盛り土です。
高い所の水分は、低い方へと浸潤してゆき、
水分含有量が、少なくなっていきます。
水はけを良くする。という働きですね。
工夫3:マルチをしましょう。
マルチ=畝にビニール、枯れ草などで覆いをすること
マルチをすることで、足元が温まります。
細胞の動きも活発になり、葉への送水も早く、蒸散もスムーズに行われます。
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植物は、水、日照、土壌酸度等を判断して、自分にふさわしい居場所を決めています。
その場所に適さない場所に根付いた植物は、適した植物に排除されてしまいます。
負けちゃう訳です。
あくまでも、育つのは(我が子と同じで)自分自身の力です。
ですが、要所にて、
負けないように、
応援してあげることが必要なんですね。
前回は、
野菜の中でも、特に作りたいもの、実ったところをイメージトレーニングしていただきました。
イメージできましたか?
重そうに実ったおいしそうな野菜、
さわやかな日差しの中、うれしそうに収穫を手伝う子供達♪
お気に入りのブーツと、よく磨いたはさみ。
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さて、次に考えるのは、必要な環境です。
天候環境の説明です。
晴れ、雨、風…
どんなに暑くても、吸い上げる水だけは、熱くなってはいけません。
(だらだら書きます。笑)
植物には、日差しが必要です。
ですが、ただ単に
暑いだけになってしまうと、植物も生きていけない事が想像できることと思います。
人の場合は、
日陰をつくり、汗をかき、体温を下げ、水分補給をしますよね?。
植物は、
日なたを選びます☼。
そして、日に当たり、葉が高温になると、組織がゆであがってしまいます。
それを防ぐために、
葉の細胞に水を張っておき、高温になる前に、その水を外に噴霧します。
すると、蒸発する水と一緒に、葉の温度が少し下がります。
風が吹くと、効果は倍増です。
それを繰り返しています。
暑い時ほど多く。
(小学校で習った気がしますか?”植物の蒸散”です。)
同時に、葉の表裏で噴霧した水と同じ量を、根から吸い上げます。
根から吸い上げた水は、
地中の、若干冷たい温度で、茎・葉の細胞をいきいきさせます。
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こうして、植物は、
暑い中、ずーっと汗をかき続け、水を飲み続けているんです。
水の循環のおかげで、飲んだ水と同じ温度を保つことができるのですね。
なので、少し、地面には、日陰が必要なのです。
!!気をつけること!!
☆常にかんかん照りで、ぱっさぱさの高温な土の場所は、保水できるよう、工夫が必要です。
☆コンクリート上に置いた鉢・プランターは、土が高温にならないよう工夫が必要です。
土は、温度変化が少なく、逆に冷たすぎもしないのがベストです。
干ばつ時に、雑草にうもれた野菜のほうが、
雑草のない管理された野菜よりも、長く生き延びられるのは、
そういうことなのでしょう。
ここからがスタートです!
家庭菜園の始め方。
イメージトレーニングが大事です。
段取り八分とは現場で良く聞く言葉ですが。
構想が成果を左右します。
どれだけたくさんの作業イメージができたかがで、失敗を少なくする事ができます。
絶対に作りたいのは、どんな野菜?
どのくらい実るといいですか?
まずは、その野菜を中心に考えましょう。
そして、調べてください。
一株あたりに必要な広さがわかります。
それから、
実りの季節、成長の季節、苗を植える季節、種をまく季節。
一般的な事はどんなサイトを見ても書いてあります。
イメージをたくさん膨らませてください。
このとき、不安要素は、無用です。
虫のこと、肥料のこと・・・
起こるかどうかわからない不安に心を奪われる時間はとてももったいないのです。
大丈夫!あとで不安要素を事前に断ちますから!
すてきなシャベルと、よく切れるはさみ。
センスのよい長靴と、丈夫な手袋。
帽子をかぶって、エプロンもしよう!
そういうイメージトレーニングが大事なんです♪
次回は、その野菜に必要な環境をお伝えします♬
最初に、
私がこのブログを書くことについて、
”何を”、”なぜ”というところをはっきりさせておきますね。
そうしないと、ふつうの日記になっちゃうので。。。
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☆何を☆
家庭菜園をはじめるにあたり、
まずは人に聞いたり、本で読んだりして、基礎知識を身につけると思います。
私も、もちろんそうでした。
そうして、実際に、やってみて、失敗して私が困った点を紹介したいんです。
本に書かれていないために、経験してしまった失敗や、その改善点
お金をかけずに、野菜が喜ぶ創意工夫
それから、自然を味方につけるコツ
そういう事をご紹介したいんです。
◇なぜ◇
なぜ紹介したいのか?。
私は、実践からたくさん、学びました。
野菜をはじめとする植物の構造、栄養素、それを取り入れるわたしたち人間の構造。
野菜を育てている、または育てられている菌類、微生物、昆虫たち
菜園での一喜一憂が、小宇宙を見ているようなのです。
そんなこんなを、皆さんと共感できる事があれば、それほどすばらしいことはありません。
数多くの生命が繰り返し生まれ、働き、消費され、また生まれる
自然界のシステム、自然界の社会、自然界の組織。
そういった連鎖を見てあげてください。